Home arrow インデックスファンドとは?(基礎編) arrow 過去のデータを見るときに注意すること
過去のデータを見るときに注意すること プリント メール
作者 kengo   
2009/11/19 Thursday 07:35:39 JST

皆さんは投資信託を選ぶときに、過去のデータというものを参考にすると思いま

す。投資信託の良さはコストと哲学、そして過去のデータからしか判断できない

ので当たり前です。



過去のデータで特にわかりやすいのは基準価額などがグラフになっている場合で

す。現在はインターネットですぐに情報が得られるのでとても便利になりました。

ですがこの過去のデータを見るときには少し注意が必要です。「敗者のゲーム」

には次の3つに注意せよと書いてあります(「敗者のゲーム」P131)。



1.サンプル抽出の偏り

2.測定期間中の市場環境

3.運用機関の技術



1.はそのデータがどの期間を表しているのかをしっかり把握するということで

す。これは社会学でよく使われるのですが、このようなデータは都合の良い期間

だけ表示されて、都合の悪い期間は排除される傾向があります。



例えばグラフ上で急激に値上がりしている投資信託があるとします。この場合折

れ線グラフは右肩上がりです。ですがグラフが書かれている前の期間(つまりグ

ラフにかかれていない期間)では、急激な右肩下がりになっている場合だってあ

るのです。



2.はそのデータの期間がどのような市場環境だったのかをしっかり把握する必

要があるということです。例えばある期間にリターンが5%になっている投資信

託があるとします。普通だったらこの投資信託を買いたくなると思いますが、こ

こで注意が必要です。



なぜならこの期間の市場平均が10%のリターンになっている場合だってあるか

らです。市場平均が10%のリターンなのにこの投資信託のリターンが5%であ

るということは、この投資信託が本当に良い商品なのか疑問です。必ずしもその

投資信託のリターンだけで判断してはいけないのです。



3.はその投資信託を運用している期間の技術もしっかり把握する必要があると

いうことです。その投資信託はどの程度のリターンを目指しているのか、どんな

哲学で運用をしているのかをしっかり把握しておく必要があります。



以上の3つは投資信託を購入するときにぜひ抑えておきたいところです。投資信

託の運用会社もビジネスなので、その投資信託の良いところを強調し、悪いとこ

ろはできるだけ見えないようにします。そのことは頭に入れておいてください。


関連ページ

目論見書の読み方

運用報告書の読み方

最終更新日 ( 2009/11/19 Thursday 07:41:48 JST )
 
< 前へ   次へ >